#001 Anniversary Interview with advantage Lucy

スウィンギング・ポプシクル 平田博信、藤島美音子、嶋田修

アドバンテージ・ルーシー アイコ、石坂義晴

インタヴュー・文 黒須誠 撮影 山崎ゆり

 

 

ポプシとルーシーの20年に寄せて。

今年二十歳の誕生日を迎えるアドバンテージ・ルーシー(以下ルーシー)とスウィンギング・ポプシクル(以下ポプシ)は、ともに95年に結成されたバンドで、翌96年にはそれぞれインディーズにて音源をリリース、97年にポプシがソニー・レコードより「Joy Of Living」でメジャー・デビュー、続いてルーシーも98年に東芝EMIより「シトラス e.p.」 でメジャー・デビューと日本のネオアコ・ギターポップシーンにおいて同時期に活動をスタートさせ、今もなお独自のスタンスを保ちながらマイペースに活動を続けている。90年代初頭のバンドブームも下火になってきた時代、同期でかつ現在も活動を続けているバンドにはクラムボン(clammbon)やリゼット(risette)、ブラフマン(Brahman)、スクービードゥー(Scoobie Do) 、ケムリ(Kemuri)らがいる。それぞれ活動シーンこそ異なるものの、どのバンドも独特の強い個性や世界観を持っているという点においては共通している。

 

90年代以降の日本ではヴィジュアル系をはじめ様々なジャンルの音楽が登場、進化を遂げており、その中には80年代にイギリスのラフ・トレード、ポストカードレーベルを中心にムーヴメントとなったポスト・パンク、日本では”ネオ・アコースティック”として洋楽リスナーを中心に人気を得たジャンルがある。代表的なバンドではルーシー石坂が敬愛してやまないザ・スミス(The Smiths)やアズテック・カメラ(Aztec Camera) 、ザ・パステルズ(The Pastels) 、オレンジ・ジュース(Orange Juice)、90年に再結成したモノクローム・セット(The Monochrome set)らが挙げられる。日本でも89年に登場したフリッパーズ・ギターがブレイクし、後に”渋谷系”と呼ばれたムーヴメントの影響も手伝って、90年代初頭から中期にかけて”ネオアコ”、”ギターポップ”という言葉が定着、広がっていった。

 

ちなみに”ギター・ポップ”という言葉には明確な定義が存在せず、文脈や人によって概念が異なるのだが、ここではサウンド面における「ヴォーカリスト、歌が前面に出ている」「心に染み入る感傷的なメロディが大事にされている」「アコースティック・サウンドが大きな役割を果たしている」といった要素を捉えている。

 

もう一つ90年代半ばに日本でもちょっとしたブームとなったのが”スウェディッシュ・ポップ”というジャンルである。70年80年代に世界を席巻きしたアバ(ABBA)やロクセット (Roxette) をはじめ、90年代にはカーディガンズ(The Cardigans)、エッグストーン(eggstone)、メイヤ(Meja )、クラウドベリー・ジャム(Cloudberry Jam)、ワナダイズ(The Wannadies)、ポプシクル(Popsicle)といったバンドが紹介され日本でも黄金期を迎えた。特にカーディガンズが96年に発表した「ラヴフール」は世界中で大ヒットし、スウェディッシュ・ポップ・ブームを後押しした。近年では12年にカーディガンズがサマー・ソニックへの出演で再来日を果たし、翌13年には単独での来日公演を行ったことなどを契機に、スウェディッシュ・ポップへの再評価の動きも見られる。

 

このような音楽シーンも背景として90年代半ばに登場したルーシーとポプシ。結成当時、ルーシーは主にネオアコやギターポップの軸で、ポプシはスウェディッシュ・ポップやギターポップの文脈で語られることが多かったように思う。一方でリスナーの間では渋谷系以降の世代、下北沢系アーティストとして一緒に取り上げられることも多かった。またルーシーはその一貫した音楽性が、ポプシは作品毎に変化を取り入れる点が、それぞれのファンに根強く支持されてきており、ある意味では対照的な側面も持つ。実際のところメンバー間は仲が良く、互いにリスペクトし合いながらマイペースに歩んできたのだけれど。

 

あまり知られていないことだが韓国の音楽シーンで渋谷系、ギターポップが一時ブームとなった00年代半ば、ルーシーとポプシはおのおの韓国で遠征ライヴを行い、現地で熱狂を持って迎えられている。幾度の遠征の中で、ポプシは第六回全州国際映画祭への出演、韓国EBS(教育放送チャンネル)にも出演するなど、韓国の音楽シーンでも存在感を高めていた。またルーシーのコピー・バンドとしてスタートした韓国のインディー・ポップバンドのライナス・ブランケット(Linus' Blanket) やサウンド面で渋谷系やギターポップの影響が見られるペッパートーンズ(PEPPERTONES)など、韓国でも日本の音楽シーンに影響を受けたバンドが生まれている。その背景にはインターネットの普及により世界中の音楽へのアクセスが飛躍的に高まったことや、”beatmusic”や”PASTEL MUSIC”ら、日本のギター・ポップを韓国に持ち込んだ韓国のインディー・レーベルの存在も忘れてはならないだろう。

 

10年代に入っても脈々とその流れを受け継いだバンドが登場しているのは興味深い。例えば平成生まれの渋谷系を名乗り、シンバルズの影響を強く受けた特徴的なサウンドを持っていたオーケー・ノー(OK?NO!!)、ルーシーと同じくザ・スミスの影響が色濃く見られるネオアコユニットのハミング・パーラー(humming parlour)、フリッパーズ・ギター直系のコード展開とわかりやすいアレンジが特長のPANDA 1/2、他にも現役のタワーレコード店員で新人ながらカジヒデキとも繋がりのあるSAKU(サク)などが挙げられる。

 

余談だがルーシーやポプシと同様に渋谷系チルドレン世代とも言われているラウンド・テーブル(ROUND TABLE)の北川勝利や元シンバルズ(Cymbals)の沖井礼二や矢野博康、クラムボンのmito、カジヒデキ、ノーナ・リーヴス西寺郷太など実力をつけたミュージシャン達が、近年制作面でも活躍、声優やアイドル、アニメ、ゲームといった日本を代表するポップカルチャーと繋がるようになった。例えば人気声優、花澤香菜が昨年リリースしたアルバム『25』は、先に挙げた面々やポプシの平田博信も名を連ねているので気になる方は一度チェックしてみることをオススメする。他にもオリジナル・ラヴの田島貴男が新潟発のアイドルユニットNegicco(ねぎっこ) に、ヒックスヴィルの木暮晋也がでんぱ組.incに楽曲提供するなど、ベテラン勢も加わりこれらの傾向、アキシブ系というアプローチはしばらく続くのだろう。

 

ルーシーとポプシは共通点の多い音楽キャリアを共に歩んでいる一方で、先にも少し触れたように実に対照的な面を持ち合わせてもいる。今回ポプシが20周年を迎えるということで、ルーシー×ポプシ対談の企画が実現した。4月29日には下北沢CLUB Queで合同の20周年記念ライヴも開催される。ぜひ彼らの軌跡をその目で確かめてもらえたら嬉しく思う。(敬称略)

ポプシを見て勉強しろって言われたんです(石坂)

●まずは二組の出会いからお話を伺いたいと思います。ルーシーがポプシを知ったのはいつだったのですか?

石坂義晴(G) 「俺が覚えているのは渋谷ON AIR WESTだったかな。そこでポプシを初めて見た気がする」

アイコ(Vo・G) 「そのときは確か見に行っただけだったんだよね」

平田博信(B) 「それはポプシクル結成2回目のライヴだね。スマイリー原島さんが作ってくれたコンピレーションアルバム『INDEX〜SHADES OF FLOWER HAS AIRY EXISTENCE』のレコ発ライヴだった。ルーシーの番場君がまだルミナス・オレンジもやっていたときだよ」

石坂 「あの時のポプシはオシャレだったよ」

嶋田修(G) 「ライヴでは[Fly to the Moon]と[friends of mine]をやったのは覚えてるね」

●石坂さんが渋谷ON AIR WESTに行ったときは既にポプシを知っていたのですか? それとも偶然観に行って知ったのでしょうか?

石坂 「どちらも違って、当時インディーズでお世話になった大久保ディレクターから“石坂、勉強のために行ったほうがいいよ”と言われて行ったのがポプシだったんだよ。“勉強しろってね”」

一同 「えー(笑)」

石坂 「俺、普段そんなにダメかなあと思いながらね(笑)」

●アイコさんは?

アイコ 「私も大久保さんに、こういうバンドがいるんだけど行ってみる? と紹介してもらって観に行ったんですよね…で、衝撃を(笑)」

石坂 「そう、衝撃を…ライヴ終了後は俺への説教タイムになって(笑)。アイコと福村が“これだよ、石坂さん! バンドはこうだよ、スミスもいいけどさ…”ってね」

アイコ 「当時のルーシーはまだベースレスでやっていたから、ポプシのガチっとしたバンドスタイルを見て余計にね」

●ポプシの皆さんはルーシーをどこで知ったのでしょうか?

藤島美音子(Vo・G) 「下北沢251で開催された対バンイベントで初めて知ったんですよ。ライヴのリハを聴いた時点で、デモテープを買いに行ったくらい、すごくキラキラしていました。私もリスナー目線になっちゃって」

●それまでは知らなかった?

平田 「石坂君がもう一つLittle Stoneというネコアコバンドをやっていてそれもすごくカッコ良かったから、オシャレな音楽をやる人がやっているバンドだという意識はあったね。それでルーシーのライヴを見て藤島とシマッチがデモテープを買いに行ったのを覚えてる。僕は買わなかったけど(笑)」

一同 「(笑)」

嶋田 「ルーシーの音楽は感覚が日本人離れしていたんだよね。でもMCはほんわかしていてそのギャップが面白かった」

石坂 「あのころのMCは酷かったね(笑)」

藤島 「うちらのMCも酷かったけどね(笑)」

嶋田 「そのときのイベント、ルーシーのことだけはすごく覚えていたんだよね。他の対バンの人のことはあまり覚えていないんだけど、ルーシーだけは印象に強く残って」

藤島 「そうそう!」

嶋田 「アイコさんが黒いレスポールを弾いていて、しかもアンプを通さずにラインでつないでいたから、カッコイイなーと思ったんだよね」

●アイコさんはポプシクルのことをどう思っていたのでしょうか?

アイコ 「私からしたら完全に先輩バンドで、すごい人達というイメージです。今は何回も対バンしたり、ミネミネ※を一緒にやらせてもらったりしているけど、初めて渋谷ON AIR WESTで見たときの印象が凄すぎて…ポプシがキラキラしていたんですよ」

藤島 「でも結局同期だったってことだよね、結成では。私たちが先輩だったというわけでもなく」

●そうですね、結成は同期でデビューも一年違いですから。同時期だとクラムボンやrisetteもそうですね。

平田 「みんな長く続けられる時代になってよかったよね」

石坂 「そうだね」

藤島 「クラムボンの郁子ちゃんとアイコちゃんと三人で取材してもらったの覚えてる? ソニーの会社に来て」

平田 「『トーキンロック!』だ」

アイコ 「記憶が遠い・・・99年頃だよね」

石坂 「当時クラムボンのミト君と夜中に海へ行ったことを覚えてるよ。そのときロボショップ・マニア(Roboshop Mania)の利根川君もいて、海岸で利根川君から“石坂さん、僕と一緒に走ってください!”と言われて一緒に砂浜を走ったのも覚えてる(笑)」

平田 「利根川君は今、アイドルへの楽曲提供もやっているんだよね。でんぱ組inc.や妄想キャリブレーション、あとプリキュアの音楽も手掛けているしね」

石坂 「みんな頑張っているね」

●知り合ったきっかけは対バンだったということですが、その後20年も付き合いがあるのは珍しいですよね? 対バンしてそれっきりということも多いと思うのですが。

石坂 「なんでだろうね」

●昔から何度も一緒にイベントをやられていたとか?

平田 「メジャーのときに何回か一緒にやったくらいで。それこそ仙台でくるりとポプシとルーシーでやったこともあったけど、そんなに何度も何度もという感じではなかった」

藤島 「むしろメジャーを離れて、自分達で企画をやりはじめてから互いに呼んだり呼ばれたりして…あとは福村君のこともすごく大きかった気がする」

石坂 「企画をやる上ではポプシは切り札だったからね(笑)。ちょっと豪華にやろうと思った時に呼んだりね」

平田 「うまく言えないけど、変なライバル意識もなくライヴができるのがポプシとルーシーで。みんなで一緒にピクニック行こうぜ! みたいな(笑)。一緒にやって過ごしやすい感覚がありましたね」

 

※ミネミネとはスウィンギング・ポプシクルの藤島美音子とアドバンテージ・ルーシーのアイコの二名による限定ユニット。これまでに三回ライヴを行っている。

アイちゃんは憧れ。あんな風にはなれないから、私の道を行くことにした(藤島)

●2012年に故・福村貴行さんのトリビュート・アルバム『胸キュン☆アルペジオ~Takayuki Fukumura with Friends』を作られました。

アイコ 「『胸キュンアルペジオ』という元ルーシーのメンバーであった福村君が亡くなってからやっているイベントがあるんです。そのイベントの10回目を迎える際に、何か作りたいなと何年も前からずっとみんなで話していて、そのときは縁のある人達に参加してもらいたくてポプシにも声をかけました」

●アルバムに収録されているポプシクルの「RIBBON」は嶋田さんが作られたと聞きましたが?

嶋田 「ぜひ作らせてください、とお願いしたんです」

平田 「ポプシの中ではシマッチが一番福村君とつるんでいて、一緒にライヴへ出かけたり仲良かったからね」

嶋田 「夜中に電話して音楽の話をよくしていたんですよ。曲については福村君が好きそうなテイストにしつつ、自分の想いもこめて作った曲なんです」

●十数年続けられているこの『胸キュンアルペジオ』ではこれまでに一緒にライヴを行われたり、藤島さんがヴォーカルで参加されたりしています。このイベントが二組の仲をより深めたきっかけになったように思います。

石坂 「福村君が亡くなったときに高野寛さんが“福村君が亡くなったことで今まで疎遠になっていた人がお葬式などで再会して、それからつながっていく縁というのもあるからそういうのは大事にしたいよね”と話されていたのが今でも印象に残っていて。これから年を重ねていくとそういう機会も増えていくしね。さっき美音子ちゃんも言っていたけど、“福村君のことがあって”というのはそういうことなんだと思うね」

平田 「10回、11回と続いているって本当にすごい。もし俺が万一死んでも他のメンバーはそんなにやってくれないと思う」

一同 (笑)

●ポプシから見て、ルーシーの魅力は何だと思いますか?

嶋田 「いっぱいありすぎて…難しいよね。やっぱりアイコちゃんの声と、石坂さんのギターサウンドですね」

平田 「僕も曲と歌かな。特に声が自分のストライクなんですよ。不思議なことにうちの奥さんはポプシクルよりもルーシーのことが好きだったりして、それが悔しかったりするんだけどね(笑)。あとは同じ時代に何かを感じて作品を作ってきた仲間へのシンパシーをずっと持ちながら、互いにいい曲を作り続けているという認識でいてくれていると思うので、作品ができたときに聴いてもらって、聴きながらエアーで握手している感じがすごくありますね。信頼している好きな同世代のアーティストです」

藤島 「ほんとそうなんですよね。石坂さんが曲を作って、アイちゃんが歌うとそれがルーシーになるので。でもアイちゃんの歌っていうのは私が真似をしようとしてもできないんだよね。同じような畑でデビューして、インディーのころから一緒に見られていたんだけど、絶対的に違うのが歌の感じで、私はこういう歌しか歌えないけれどもアイちゃんのやっていることは憧れというか…こういう風になりたかったけどなれないから私は私の道を行こうという感じで…先輩バンドだと言われたけど、ライバルと思ったことも一度もないしね。いつもアイちゃんたちがシーンを引っ張ってくれているところがあるからすごいなと思っています」

●ルーシーのお二人はいかがですか?

石坂 「俺は最近ポプシがビートルズに見えてきたんだよね(笑)。この間新代田FEVERでポプシクルを見た時に、コーラスがすごくよかったんだよ…曲がいい、声がいいは置いておいて、コーラスの熟成具合やアレンジの間のとり方、芸がある感じが凄いんだよね」

アイコ 「私は…どこを切り取ったらいいのか…美音子ちゃんの声が素晴らしいのはもちろんだけど、三人でこれだけ長く続けていたら絶対色々あると思うんです。曲を作る上でも。だけどライヴは絶対にプロフェッショナルなステージをちゃんとやっているのが一番すごいなと思っています。いつ観ても完璧に見える」

●プロフェッショナルというのは?

アイコ 「観る側がちゃんと感動できるステージを毎回やっているなと思うんです。ルーシーはそういうのが苦手で行き当たりばったりだし毎回ムラがあるし…ポプシの音楽に対する姿勢がすごく好きです。誠実に色んなところにチャレンジしているところがすごく好きなんですよ」

石坂 「あとね、さっき美音子ちゃんが話していたことに笑っちゃったんだけど。実はアイコが家で全く同じことをずっと言っているの。私は美音子ちゃんみたいになれないし、あんなに上手に歌えないし…同じことを言っているんだよね(笑)。それにビックリした」

藤島 「(同じに)ならなくていいよ(笑)」

平田 「藤島とアイコちゃんは、ヴォーカルのスタイルが全く違うところがいいんだろうね。同じだったら今の関係性じゃないと思う。石坂君のデモとシマッチのデモ、二人が作る曲や歌って、個人的にはなんか似ている気がするんだよね。ともにベンワット的な感じがする。でも歌う人が違うと音楽の出来上がりかた、持っていきかたって全く違うものになる。このことに気付いたときは驚いたね」

 

嫉妬する曲が最高にいい作品なんですよ(石坂)

●ここで互いのバンドのお気に入りの曲をお伺いします。それでは石坂さんから。

石坂 「俺は[outerspace]。いやーあれはカッコイイでしょ、どう考えても。あのギターのリフが最高なんだよね。なんで俺に(天から)降って来なかったんだろうなあ(笑)。やっぱりね、誰でもそうだと思うんですけど、嫉妬する曲が最高にいい作品なんですよ。聴きたくなくなるくらいのやつがね」

嶋田 「ルーシーにもそういう曲はたくさんありますよ(笑)」

平田 「僕は以前ルーシーのサポートもやらせてもらったじゃない? 今日はそのとき貰ったデモを持ってきたんだけど、このデモの中に一曲、ポプシの[outerspace]をパクったと思われる曲があったんだよね。イントロがそのまんまでさ…でもそれをルーシーがやるとアコギになってブラシでやるんだなと(笑)。俺らはロックな雰囲気でやったから、さすがギターポップアレンジになると違うなと思って(笑)」

●石坂さんが最も嫉妬したのは「outerspace」なんですね。

石坂 「そうそう、だから[outerspace]にインスパイアされた曲のアコギバージョンを作ったんだろうね。しかしそれを当の本人の平田君に渡すっていう(笑)」

平田 「ちょっとした挑戦状みたいな(笑)」

一同 (笑)

●嶋田さんはいかがですか?

嶋田 「いっぱいあるんですけど、ライヴを見て衝撃を受けたのは[メトロ]ですね。とてもカッコ良くて。[you&me]、[シトラス]、[Hello,mate]も特に好きですね。」

●もしかしてルーシーに負けないぞ! と思われたこともあったのではないですか?

嶋田 「いや、それはないですね(笑)。作りたくてもルーシーのような雰囲気のある曲はできないんですよ。何度か作ろうと試みたこともあるんですけど(笑)、できなかったという」

●アイコさんはどうですか?

アイコ 「私はやっぱり初めてライヴで見た[Joy Of Living]がすっごい好きで、あとどれに入っているかわからなくなったんだけど[I just wanna kiss you]」

平田 「『transit』だね、インディーズになった最初の一枚の」

アイコ 「これもすごく好きで。なんだろう…ライヴやリハを見ていると一緒に歌っちゃうんだよね。あとハモのつけかたがすごく上手だから、ルーシーもこういう風にできたらいいのに、といつも話しているんです」

石坂 「ハモセンスないよね、俺達」

藤島 「ハモセンス(笑)」

嶋田 「単にハモりたがりなんです。ほっとくと勝手につけるんです」

一同 (笑)

平田 「やっぱりね、三人でハモるから上・下で、ハモったときのお得感みたいなのがあるんだよね」

嶋田 「去年、アコースティックで久しぶりの曲をやろうということになってスタジオで合わせてみたら、何の打ち合わせもしていなかったのに、いきなり三声で綺麗なコーラスになっていたんだよね」

アイコ 「それは凄い! 私たちは結構コーラスには時間がかかるんですよ。振り分け決めるのも大変で。特に石坂さんがよく忘れるので(笑)」

●それでは次に藤島さん。

藤島 「[so]だっけ? ライヴで見た時にもうゾクっとしました。曲の展開といい惹きこまれる感じが、あれがすごくよかったんだよね。今も曲名言うだけでゾクっとしたし。もっとポップな曲や口ずさめる歌も好きだけど、ライヴで感じたものが凄かったからね」

●最後に平田さんお願いします。

平田 「僕も[メトロ]なんだよね」

一同 (笑)

藤島 「かぶったね(笑)」

石坂 「意外だなあ」

平田 「あの歌はライヴだと自分の中で異様に盛り上がるんだよね。一度サポートさせてもらったときに[メトロ]やりたいなあと心の中でずっと思っていて、それで[メトロ]やったから、このうぉーと盛り上がる空間に俺も入れるんだ! とすごく印象に残ってるんだよ。ベースラインがかっこいいしね」

藤島 「かぶったねえ、さすがバンドだね(笑)」

平田 「これで次回の20周年記念イベントでは[メトロ]やらないわけにはいかないよね」

石坂 (笑)

嶋田 「うちらも[Joy Of Living]と[outerspace]と[I just wanna kiss you]はやらないとね(笑)」

●ルーシーが選んだ曲は予想通りでした?

藤島 「[outerspace]はあるかもしれないと思っていました」

嶋田 「以前ルーシーのラジオ番組に出させていただいたときに[outerspace]を褒めていただいたことがあったので」

●ポプシの三人が選んだ曲はいかがでした?

石坂 「いやあ意外ですね」

アイコ 「どっちかというとダークサイドだもんね」

藤島 「うんうん、そうだよね」

石坂 「[メトロ]のギターのリフは福村君が作ったの。福村君はよくリハーサルスタジオでの練習前の音決めときにリフを弾くことがあって、あるとき[メトロ]のリフをやっていて、それがよかったんだよね。だから福ちゃんにそのまま弾いていてもらって、俺がコードをつけてみたらこれはいいんじゃない? と盛り上がってできたんだよ。最初はメジャーコードをつけたんだけど、なんか合わないなと思ってマイナーコードにしたらすごく合ったんだよね。笹塚のミュージアム・スタジオだったかな…メジャーのときは制作ペースが早いから俺も曲作りをあせっていて、ちょっとでも掴みたくなるんだよね。だから福ちゃんのリフを聞いたときにそれで行こう! ってなったんだよ。あと美音子ちゃんが[so]を選んでくれたのは嬉しいですね」

藤島 「そう? 意外? もっと明るくポップな曲を選ぶと思いました?」

石坂 「いや、そうとも思わないけど…よりによって[so]だとは」

一同 (笑)

藤島 「よりによって…なんだ(笑)」

石坂 「いや、マジになって作った歌だから嬉しいんだよね。ルーシーでやっていいのか俺も迷った曲だったから…やってよかったな

 

ミネミネきっかけでパーソナルな一面を知り、色々な表情を知りました(アイコ)

●フロントマンのお二人にお伺いしたいのですが、長年やられてきた中で互いに尊敬しているところはありますか?

藤島 「ルーシーを見るたびに凄いなと思うので、それに尽きますね」

●それは音楽に対する姿勢ですか?

藤島 「音楽に対する姿勢もそうなんだけど…近年はルーシーから誘ってくれることが多くてそれで一緒に盛り上がれるところがあるんです。コンピだったり胸キュンもそうだけど、アイちゃんは何か作ろうと決めたことに関してはすごくストイックにやっているのでそこがね」

アイコ 「なんだか聞いていて恥ずかしいね(笑)」

一同 (笑)

藤島 「でもこういうときじゃないと言えないじゃない(笑)。また石坂さんが話した一言がきっかけになってやることになったミネミネもやれてよかったしね。アイコちゃんに家に来てもらって二人っきりでどうする? と悩んだもんね」

●アイコさんから見て藤島さんのフロントマンとしての魅力は何ですか?

アイコ 「ミネミネきっかけでパーソナルな部分を知ることができたんですけど、すごくしっかりしているんですよね。またポプシで見る美音子ちゃんて小さい体なのにすごく力強く歌っているのが印象的でした。でもミネミネを一緒にやってからポプシを見た時に、それまで見えていた印象だけではない、茶目っ気のあるところなど、色々な表情の美音子ちゃんが見えたんです。そのギャップがいいなと」

石坂 「そうなんだ。バンドではピシっとしてるように見えるけどね。逆に美音子ちゃんはアイコの頑固なところ見えなかった?」

藤島 「実はすごく芯がある女性だよね。アイちゃんは一見フワッとしていて女の子らしいイメージなんだけど…私と逆なんだと思う」

●ギャップの持ち方が対照的というのは面白いですね。もしかしたらそれが互いに惹かれあう理由だったのかもしれません。そのお二人がやっていた伝説のユニット『ミネミネ』、確か石坂さんのラジオでの一言がきっかけだったと伺いました。

石坂 「ふざけて言っただけだけどね(笑)」

アイコ 「私たち真面目だからやらなきゃいけないのかな? と思っちゃうんだよね」

石坂 「そうだったんだ…」

藤島 「そうそう(笑)…最初は本当にやるんだよね? 二人でできるんだろうか? と互いに悩んでたもんね」

平田 「斬新だったよね。ルーシーのアイコさんとポプシクルの美音子さんが一緒に何かやるってね。確か2001年だったかな」

●ユニット名の由来は?

石坂 「二人の名前からとったんだよね。アイコの旧姓にもミネがあったから」

アイコ 「美音ちゃんの家で練習したのはよく覚えてる」

藤島 「楽しかったよね。ミネミネでは三回ライヴをやったよね。最初の二回は二人だけで演奏して、それで調子に乗っちゃって三回目のライヴではギターソロまで弾いたら、あとでみんなが集まってきて“あれ何だったの?”と突っ込まれたり(笑)」

石坂 「(ゴメス・ザ・ヒットマン)のけっちゃん(高橋結子)いなかったっけ?」

藤島 「三回目はミネじゃない人も入れたんだよ。さすがに二人だけじゃもう飽きられると思ったから」

●機会があればいつか観てみたいですね。

曲が呼んでいるキー設定についてはとことんこだわってやっています(嶋田)

●曲作りの観点からソングライターの皆さんが互いにどう思っているのか教えていただきたいです。

石坂 「俺はそんなに違いを感じてないんですよ。すごい曲が出てきたときにちきしょーと思うことが多いですね…どうやって曲を作っているんですか?」

平田 「最初シマッチが曲を持ってきたときは、完成系のデモを持ってきたんですよね。スタジオで作るというのではなくて、デモをもう一回レビューするような感じで」

石坂 「平田さんが作った曲は?」

平田 「シマッチのやり方を見て、俺もそうしなきゃいけないんだと思って完成形に近いデモを出すようにしていましたね。だからスタジオで作っていくということはほとんどなかったよね」

藤島 「そうだね。プリプロを作るときも、完璧なデモがありつつ振り分けてみたらどんな感じになるのかを詰めていたよね」

石坂 「そうなんだ…理想的なプリプロですね」

嶋田 「逆にコードだけあってそこにメロディをつけていくといったことを、作り方としてやったことがなくてちょっと憧れもあるんですよ」

石坂 「えー、本当? やった方がいいよ」

アイコ 「今やったら斬新かもね」

平田 「ちょっと思うところもあるの。ビートルズもポール・マッカートニーとジョン・レノンが互いに重なってすごい曲になっていたりするじゃない。ポプシには二人のソングライターがいるんだけど、一緒に作ったことがないんだよね。一度やってみたいと思っているんだけど」

アイコ 「バンドを長くやってきたからこそ、今だからできるんじゃない? 若いときってこうしたい、という曲への想いが強くて完成形も見えているから崩せる余裕がないんだよね。今だったら新しいアイデアが出て面白かもしれないね」

平田 「最近だとデータでのやりとりが多くて、例えばシマッチにオケを渡すと最高のギターソロが届くんだよね。『LOUD CUT』のときにギターソロを録ったんだけど、そのとき自分はスタジオの外に出ていて、シマッチが一時間くらい籠って自分で機材を操作しながら一人で録音したんだよね。そしたらすごくいいのが録音できていて、シマッチの場合は一人で世界観を作りこんでパッとやるのがベストウェイなんだと思ったんだよ」

嶋田 「鶴の恩返しじゃないけど(笑)、他人に見られるのってなんか苦手なんですよ」

一同 (笑)

石坂 「わかる、その気持ち!」

嶋田 「間違いなく、いいの出すからね(笑)。だからセッションで作るのをずっとやって来なかったのかもしれないね」

石坂 「それは互いへの誠意の表れなんだよ」

アイコ 「そうそう、凄いよね」

●石坂さんはいかがですか?

石坂 「俺はアイデアが欲しくてしょうがないんだよね。バンドの誰からにこういう感じなんだけど、って渡すと、それってこういうこと? っていい意味で勘違いをしてもらえるのが嬉しくて。だからヘッドアレンジがほとんど」

藤島 「完成形では持っていかないんだ?」

石坂 「完成しているのもあるよ。最初から最後までスルッと曲ができてしまうことってあるじゃない? でもほとんどないけどね」

アイコ 「石坂さんがサビで作ったメロディも、私からしたらAメロにしか聞こえないものもたくさんあって(笑)。石坂さんが作ったメロディに私が続きのメロディを作ったりも」

嶋田 「アイコさんはレコード会社のディレクターみたいだね」

平田 「ポプシはそういうのはないね。出てきたものを100%受け取るから」

●100%…ですか?

平田 「うん、このメロディ直して! といったことないもんね」

嶋田 「ないですね」

藤島 「以前プリプロをやってた時、ちょっとだけ歌のメロディを変えたら、“藤島、そこのメロディは違うんだよね”と指摘が入ったからね。二人とも、そう。時期は違うけど、同じことをもう一人にも言われたことがある。だから私が歌うときはいつも完コピするくらいの気持ちでやってる…二人ともメロディにこだわりを持って作っているんだから変えちゃいけない、と思って歌うんだよね…」

平田 「ソウルを歌う人で、スタンダードなポップスのメロディを勝手に解釈して自分の好きなように変えて歌う人っているじゃない?」

石坂 「うん、いるね」

平田 「昔はああいうの嫌だったんだよね。そういう感じのレコードを聴くのも…どれだけ作者が一つ一つの音を大切にして作っているのかを全く無視して、その場のフィーリングで歌うというのが。もちろんそういう音楽もありなんだけど…僕やシマッチはこだわりが強いんだと思う」

嶋田 「言っていることすごくよくわかる。年をとるとそれも緩くなっていくけどね(笑)」

平田 「自信や経験がないときってそうなっちゃうんだよね。8分音符の音が16分音符2つに分かれても俺の曲はブレない(笑)、といったくらいになると許せるようになるんだけどね」

石坂 「でもいい意味で年をとるとこだわりみたいなものは段々少なくなってくるよね」

●曲作りにおいて皆さんが持つこだわり、大切にしていることについてもう少し教えていただけませんか?

平田 「僕からすると藤島に歌ってもらうことがポプシクルなんだけど、藤島に歌ってもらえることって当たり前のようですごく幸せなことなんだと思っていて。藤島にこうやって歌ってもらいたいというイメージをすごく大事にしているんです。自分が歌うとショボイんだけど、藤島に歌ってもらうとこんなに華やかになるんだ! ということがあってすごく感謝しているというか」

藤島 「おっ、感謝しているんだ、どうもどうも(笑)」

●嶋田さんはいかがですか?

嶋田 「技術的な話になってしまうんですけど、最終的な聴こえ方、例えばキー設定ですかね。キー設定だけにはこだわるんですよ。半音単位でどれが明るくなってどれがいいか、歌うメロディのレンジに合う、曲が呼んでいるキー設定についてこだわってやっていますね」

石坂 「凄い…今日来てよかった(笑)」

嶋田 「昔はデモテープを自分の歌のキーで作っていたんですよ。それで藤島さんのキーにすると5度くらい違って真逆のキーになることに違和感があったんです。楽器の響きも鳴りも違うものになってしまうから…最初は抵抗があったんだけど、やっぱり藤島さんの歌が映えるアレンジにすることがポプシにとって一番いいのかなと思っていて。だからそこにこだわりますね」

藤島 「ルーシーにはそういうこだわりはないの?」

石坂 「ないね」

アイコ 「いつもギターの響きを重視して作っているから、歌のキーに合わないことがほとんどだもんね(笑)。6カポとかもあるよね」

石坂 「そういうときは逆に1カポにして変えてみたりもするけどね。まあ曲を作っていく過程で変わっていくのが楽しいというのもあるし」

藤島 「完璧に作り上げる前に、石坂さんとアイコちゃんはすぐにディスカッションができる環境にあるからそれが可能なんだろうね。うちらはデータのやりとりが多いこともあって、曲ができあがってから聴くからね」

アイコ 「でもポプシが羨ましい。最近デモテープすらも自分達で作らないというか。その場でこういうメロディでどう? と生で聴かせてもらっているのを覚えて作っていくことが多くなってきていて…だから石坂さんから“ちょっとそこメロディが違うんだけど”と言われても元がないからね(笑)」

石坂 「確かに元はないね(笑)」

平田 「それはそれで羨ましいね、バンドっぽいなあと(笑)。こんなに近くにいるバンドなのに全く作り方が違うんだね」

●石坂さんのこだわりポイントについて教えてください。

石坂 「“いいなと思った気持ちが続くBメロになっているか?”にこだわっていますね。Aメロ作ったあとにBメロに行きたくなるタイミングがあるんです。そこに飛んでいったときに盛り上がりが続いているかどうかを考えるんですよ。あと悩んだところはバンドに持っていって相談します」

●アイデアをもらって完成させていくということは曲を完成させるときのキメポイントは石坂さんではないんですか?

石坂 「うん、第三者が感動してくれるかどうか、そこで決まるね」

メンバーの思い出の品

ルーシーがいるから僕らも頑張れる。互いにとって同様な存在でありたい(平田)

●一般的な会社の場合、10年続く会社は6%と言われているんです。バンドだと恐らくもっと少ないと思っていて20年続くのって本当に奇跡に近いんですね。二組とも今年結成20年目を迎えますが続いた理由は何だと思いますか?

石坂 「いつの間にか20年経ったというのはありますけどね」

●特に意識はされてこなかったのですか?

石坂 「うん、そうだね」

平田 「ルーシーのように、友達のバンドが辞めないでバンド続けているというのは大きいよね。世代的にもみんな人生を考えだしたり、様々な事情で音楽と離れなければいけない環境に立たざるを得ない人もいるじゃない? そうなったときにこれだけ仲間がいて共に歩んでいけるというのはありがたいよね…20年前に今も一緒にやっていることなんて想像できなかったから」

石坂 「あとはやっぱり音楽が楽しいからだと思う。俺はこれまでに真面目にちゃんと音楽を作ってきた自負があって、バンドやめちゃうということはそれができなくなるということだから、それはないなと思っちゃうんだよね」

アイコ 「バンドが自分にとって居心地のいい場所だから…生活していく上ではこの場所に帰りたいと思うんですよね。バンドは好きなことができる自分の部屋なんですよ、だからですね」

●4月29日には一緒にアニヴァーサリーイベントを開催されます。

アイコ 「去年一緒に出演した新代田FEVERの楽屋でお互い結成20周年だということを知ったんだよね」

藤島 「そこでアイちゃんから誘ってもらって一緒にお祝いしようということになったんですよ」

石坂 「でもポプシは今年結成20周年で色々考えているだろうから、その途中にイベントを入れるのはどうかなとちょっと悩んだんだよね」

平田 「誘われたときは、一緒にお祝いできるってすごいことだなと思ったから嬉しかったよ」

●それでは、最後にエール交換をお願いしたく、まずはポプシからルーシーに向けて一言お願いできますか。

藤島 「まずは20周年おめでとうございます。これからも仲良くしてください、という感じですね。一緒に何かできるというのが嬉しいんです。4月29日はよろしくお願いします」

嶋田 「同じ時期にデビューして20年やってきて、イベントを通じて互いのバンドを讃えあう…我々は戦友だと思うんです。よくぞここまでやってきたなと肩を組んでガッチリ握手するようなマインドなんですよ。それで今度のイベントにも臨みたいですね」

平田 「20年、次は25年、頑張って30年と、どんなかたちでもいいから、どんなゆっくりなペースでもいいから、この先も音を届けあって、それを見に来てくれる人達も大事にして、我々の音楽をリスペクトして愛情を持っている人達が集まれる場所を互いにキープしていきたいなと思います。ルーシーがいるから僕らも頑張れるし、僕らもルーシーにとってそういう存在でありたいと思います」

●最後にルーシーからポプシに向けてお願いします。

石坂 「一人のポプシファンとして見ると、すごい個性の強い三人がいて、それぞれしっかりした音楽性を持っていて、それが一個のバンドになって一枚のアルバムになるじゃないですか? そのせめぎ合いみたいなものが俺はすごく好きなんですよ。一つのバンドを見る時に、あーこう来るんだ? と、プロレスを見させてもらっているような感じがあって。これからもポプシじゃないとありえないミックスを楽しみに待っています」

アイコ 「ポプシとルーシーは同じ20周年で、歩んで来た道のりは結構似通っているんですよね。同じタイミングでデビューして、同じ時期に海外でライヴやったり、すごく似たような感じで歩んできたと思うんです。その間ずっと音楽を作り続けてきたことはすごいこと。ここから先の未来にどういうものを作ってくるのか、ライバルじゃないですけど、ポプシが何を作るのか、すごく楽しみなのでこれからも一緒に歩いていけたらいいなと思います」

●20周年おめでとうございます。本日はありがとうございました。

 

 

2015年4月21日掲載

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